#62 肺, 出血性梗塞 (呼吸器系1 その4)

#62 Lung, hemorrhagic infarction (with candidiasis/aspergillosis and cytomegalovirus infection)

真菌と細菌の混合感染による敗血症を背景に、血栓塞栓症が起こり、更に条件が揃った部位に出血性梗塞が起こった。背景に、#56と同様の器質化した血栓塞栓と硝子膜が見られる。梗塞部では肺胞構造が失われている。

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解説

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この拡大でも、右半分の梗塞巣と、硝子膜のある左半分の境界が明瞭であること、右半分は出血していることが分かります。循環障害による虚血性病変の境界は常に明瞭です。さらに目を凝らすと、右半分(特にその下半分)には肺胞構造がないことが分かります。