#26, 210 肝脂肪変性 (基本病変3 その1)

#26, 210 Liver, fatty change (steatosis)

26は、ほぼすべての肝細胞がfatty changeとなっている。.210は逆に、小葉中心部にfatty changeが見られる。このパタンを示すものに虚血、薬物性などがある。この標本ではductular cholestasisを伴っており、肝不全や敗血症が考えられる。

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#26
#210

解説

解説用画像

変性とは、可逆的に細胞の代謝が低下し、中間産物が細胞質内に蓄積して細胞が膨化することです。肝臓では、正常でも酸素濃度の比較的低い中心静脈周囲(小葉中心部)で虚血による変性が起こりやすい。そのため、脂肪を蓄積して膨化した細胞も小葉中心部に見られることが多い。門脈域では、小葉間胆管に胆汁鬱滞(褐色)が見られます。この胆汁鬱滞と脂肪変性の共存は、重篤な肝不全が存在することを示唆しています。