#157 胃, 過形成性ポリープ (消化器系2 その4)

#157 Gastric polyp, hyperplastic polyp, foveolar type

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解説

解説用画像1
解説用画像2

バーチャルスライドで見ると、ポリープの基部に幽門腺粘膜が見られる。このポリープは、ある領域の幽門腺の腺窩部が異常に増生したものである。著しく表層方向に延長した幽門腺とも言える。腺窩部が延長しているということは、正常で 3-5日の寿命といわれている腺窩上皮が長く存続していることになる。そのことを反映して、ポリープ表層の腺窩上皮は大型化し、過熟状態にあることを示している。もう一つのポイントは、この病変は腫瘍ではないということ。腫瘍で見られる、正常上皮と腫瘍性上皮との間の衝突(これをフロント形成とか、 abrupt transitionという)が見られず、徐々に正常上皮に移行していく(これをgradual transitionという)。写真は病変部しか含まれていないので、この移行を見るために、バーチャルスライドを見てみよう。