#113 結腸管状腺腫 (基本病変2 その1)

#113 Colon, tubular adenoma

腺腫性ポリープの上皮内にapoptosisをみる。分裂像と間違えてはいけない。Apoptosisに陥った細胞の断片であるapoptotic body(アポトーシス小体)は分裂像よりもはるかに小さく、まん丸で濃染している。


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(上下を反転させて観察してください)

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解説写真とコメント

113-1

結腸管状腺腫です。左側(基底膜側)はアポトーシス小体、右側(管腔側)は分裂像です。
分裂像もアポトーシス小体も核膜のない濃縮した核となります。両者はサイズの違いは明らかですが、アポトーシス小体がほぼ円形なのに対して、分裂像は染色体の集合したものなので辺縁ががたがたしています。また、腺管上皮では、分裂期の細胞は必ず管腔側に上がり、分裂終了後また基底側に戻るというエレベータ運動をしています。基底側のアポトーシスは、それがG1チェックポイントで起こったことを示唆しています。(頻度は低いですが)G2チェックポイントで起こると、分裂像のすぐ下にアポトーシスがみられます。(すぎはら)